NS採用事例について
【ホットメルトからの切替え】
- 電熱費やホットメルトアプリケーターのメンテナンス費・消耗部品代が大きく、コストダウン目的が最も多い。
- ホットメルトは高熱で溶かして塗布している為、ライン作業者の火傷や嫌な臭気があり、安全面からの切替え。
- 段ボールケースの意匠性。段ボール表面が紙破する可能性が高く、意匠性面からの切替え。ホットメルトがケース内へ異物混入するケースがあったため切替え。
- 納入先:飲料(コーラ・霧島湧水他)・酒造(白鶴・大関他)
【ストレッチフィルムからの切替え】
- 環境面(受け入れ側の意向)から、一部流通業者から使用を控える陽性があったため切替え。
- コストダウン・ゴミ問題からの切替え。
- 納入先:飲料(トンボ飲料)、日用品(P&G 納入後使用禁止・キンチョー検討中案件)
※P&Gは緩衝材の併用が物流業者と折り合いつかず、また工場側と物流部と事前の連携が無く、責任所在がうやむやになり一旦使用禁止となっている。
【他の接着剤】
- エマルジョン系接着剤を使用していたが、剥離時に段ボールケースの紙破があり、意匠面からの切替え。
- メンテナンス性。接着剤の分離やノズル詰まりがあり、メンテナンス性による切替え。
- コストダウン。海外製品も多い。
- 納入先:製紙(日本製紙・中越パルプ)、JT、ライオン他
【その他】
- 地震対策として使用。自動倉庫内でNS塗布している箱は崩れず、塗布していないケースだけがほとんど崩れた為全工場へ展開。(ライオン)
- パレット積み付け数を増やし輸送費削減。コンベアの振動やストレッチフィルム自動巻き機の遠心力で箱がずれる為採用。(濱田酒造)